無料のAIチャットボットを、自社サイトに置くには|登録なし・タグ1行で始める手順と、始める前に確かめること

無料のAIチャットボットを、自社サイトに置くには
問い合わせが入るたびに手が止まる。同じ質問に、何度も同じ説明をしている。そういう会社にとって、サイトの右下に出るAIチャットは、一番小さく始められるAI導入です。
この記事では、AIチャットボットを自社サイトに置くまでの手順と、置く前に確かめておきたいことをまとめます。特定の製品の説明ではなく、どのサービスを選ぶ場合にも当てはまる話です。
AIチャットボットは、大きく3種類ある
一口にチャットボットと言っても、中身は3つに分かれます。
1. シナリオ型 あらかじめ用意した選択肢を、お客様が順に押していく形です。作るのは手作業で、想定していない聞き方には答えられません。安定していますが、質問の幅が狭い会社向けです。
2. 生成AI型(自分で作る) 生成AIのAPIを使って、自分で組む形です。自由度は高いのですが、何を元に答えるかの設計、答えてはいけないことの制御、更新の仕組みをすべて自前で持つことになります。
3. 生成AI型(サービスとして提供されるもの) サイトや資料を読み込ませると、その内容を元にAIが答える形です。この記事で扱うのはここです。国内では月額5万円台からが多く、無料枠のあるサービスもあります。
置くまでの手順
生成AI型のサービスなら、手順はおおむね次の4つです。
1. 情報を入れる サイトのURLを入れて読み込ませるか、PDFやテキストで資料を入れます。会社名・営業時間・所在地・料金・よくある質問など、答えてほしいことがサイトに書かれていれば、その分だけ手間は減ります。
2. 答え方を決める 何を答え、何を答えないかを決めます。料金は書かれている通りに案内するのか、値引きの相談には答えないのか、答えられない時にどう人に繋ぐのか。ここが曖昧だと、AIが勝手に約束をしてしまいます。
3. 試す サイトに貼る前に、お客様になったつもりで質問してみます。思った答えと違ったら、元の情報を直してもう一度聞く。これを納得いくまで繰り返します。
4. タグを貼る 多くのサービスは、scriptタグ1行をサイトに貼るだけで動きます。WordPress・Wix・Jimdo・Shopifyといったサービスで作ったサイトなら、貼る場所はだいたい決まっています。サイトの作り直しは要りません。制作会社に管理を任せている場合は、タグと貼る場所を伝えれば数分の作業です。
始める前に確かめておきたい5つのこと
手順そのものは難しくありません。差が出るのは、選ぶ時に次の5つを見ているかどうかです。
1. AIが何を元に答えているか、見えるか 答えの元になっている情報を、人が読める形で確認できるかどうか。見えなければ、間違った答えが出た時に、どこを直せばいいのか分かりません。
2. 知らないことを、知らないと言えるか サイトに書いていないことを聞かれた時、推測で答えるのか、確認できないと伝えて人に繋ぐのか。お客様との信頼に一番効くのはここです。
3. 答えられなかった質問が、残るか 答えられなかった質問は、サイトにまだ書かれていないことの一覧です。これが残るサービスなら、チャットを置くほどサイトが良くなっていきます。
4. 人に繋ぐ時に、何を預かって、誰にどう届くか お名前と連絡先を預かって、担当者にメールやチャットツールで届くか。ここが曖昧だと、せっかくの問い合わせが埋もれます。
5. 会話の記録がどう扱われるか 会話がどこに保存され、いつ消えるのか。第三者に渡るのか。利用規約に書かれている内容を、一度は読んでおくと安心です。
無料で始める時の注意点
無料枠のあるサービスは、条件がそれぞれ違います。月に何回まで答えるのか、上限に達したらどうなるのか(止まるのか、請求が発生するのか)、無料の間はどんな表示が出るのか。この3点は、始める前に確かめておくと後で慌てません。
もう一つ。無料で始めると、つい「置いただけ」になりがちです。最初の1ヶ月は、週に一度でいいので、お客様が何を聞いたかを見てください。答えられなかった質問がそのまま、サイトに足すべき一行になります。
当社の無料AIチャットボット「MIRA」は、会社名かホームページのURLを入れるだけで、数秒でその会社専用のチャットができます。毎月50人のお客様対応まで¥0で、上の5つはすべて画面で確かめられます。
執筆者

岡 龍助 (Ryusuke Oka)
代表取締役 CEO / 株式会社Leadsia
ダイレクトマーケティング・テレマーケティング・ブランドコンサルティング・マルチメディアプランニングなど複数の起業経験を持つシリアルアントレプレナー。日本のB2B営業の現場知見をAIエージェントの会話設計に注ぎ込み、セールステックSaaS「Leadsia」を創業。「声に知性を宿す、音声AIエージェント」をテーマに、AI受付のSOPHIA・AI営業のALICE・AI営業+メール機能のLYDIAを提供している。人間を介さない「ゼロタッチ運用」を基盤に、AIファーストマネジメントによる自律的AI経営を実践中。



